清水寺平成縁起絵巻展
- Fumiyo
- 2015年4月28日
- 読了時間: 2分

4月25日~5月13日迄、清水寺成就院で
『箱崎睦昌筆・清水寺平成縁起絵巻展』が行われている。
箱崎画伯が10年の歳月をかけ、清水寺の建立から平成の現代に至るまでを描いている。
全9巻全てが展示されるのは今回限りと聞いたので、早速見に行った。
絵巻物は、奈良時代(778年)賢心法師が観音様の化身に導かれ
音羽の滝にたどりついたところからゆったりと始まる。
焼き討ちや戦で3度消失する場面は迫力があり、
源義経と弁慶や御伽草紙に出てくる一寸法師の場面は、
子供の頃読んだ物語を思い出させてくれる。
そして、清水の舞台からの飛び降りが流行した場面は
女性が飛び降りていたりしていて驚きがあったり、
近年では清水寺と西郷隆盛が縁があった事等が描かれていた。
最後の場面は、桜の花に囲まれた清水寺の俯瞰図。
それは、桜の花が浮いて見え美しく素晴らしかった。
久しぶりに訪れた清水寺。
人をかき分け、汗をかきながら辿り着いた清水寺成就院は
清水寺山門をくぐらず、その山門北側の参道を行くとある。
この日は暑いし、平日にもかかわらず人は多いし、坂がきついしでしんどかったけれど
絵巻物を見た後、縁側で新緑が美しいお庭を眺めくつろいでいると
さっきまでの喧騒はどこへやら。
静かで涼しく、鶯の鳴き声が聴こえ贅沢な気分に。
「あぁ、ここでお抹茶と和菓子を頂けたら最高やなぁ」と思ったり
ここのお庭は「月の庭園」と聞き、夜はもっと風流なんだろうなと想像したりと
汗がひくまでしばらくのんびりさせていただいてから帰った。
5月13日迄、絵巻展は展示されているので、是非おすすめしたい。
(成就院絵巻物展拝観料大人800円・子供400円)

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